Uberよりも貴重な、きみからのご飯 ページ12
「書けた!」
大ちゃんと話をしてきっかけをもらったことで、
キャラクターが動きだす。
こうした話を出来る友人は、
なかなか周りに居なかったから、
すごく嬉しい。
彼もしたいことと見せることを
プロの視点で分析する仕事を
しているせいか、
そのバランスの精度がとても高い。
「大ちゃんにお礼しないとなぁ……。何がいいのかな」
「んー。Aちゃんの作ってくれた、ご飯」
居ないはずの人の声が聞こえてきて、驚いて
振り返るとにやっと笑う、ピンク髪の素の笑顔。
「大ちゃん!?なんで!?」
「そろそろ書き終えた頃かなぁと思って。
編集さんに送る前に、読んでー。
ってくるだろうから、俺ごと来た」
「何それ、凄すぎない」
「昨日、俺が帰ってからご飯も食べてないんでしょ。
どうせUber勿体ないとか言って頼まないじゃん」
「うぅ……」
「まぁ、俺も趣味に時間とお金をかけるタイプだし、
そこは似てるけど。
ご褒美は今度で良いから、これ、食べない?」
そう言って差し出された袋からはいい匂い。
「これは……きっとおいしいやつ…」
「Aちゃんが
前に気に入ってくれてたご飯でーす!!
佐久間便で持ってきました!」
「大ちゃん大好きー!」
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ひな(プロフ) - きらさん» きらさん、教えて下さりありがとうございます!スマホで更新した際に触れてしまったようです。解除しました! (2023年2月3日 11時) (レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - オリ.フラ立ってますよ!違反報告されてしまう前に解除お願いします (2023年2月3日 10時) (レス) id: 0df082814a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2023年2月1日 17時