乃木坂4期生短編4

狡い／さくちゃん ページ18

遠藤side



遠藤｢あのさ、片耳だけかけるか両耳かけるのどっちがいいかな？｣


って勇気を出して聞くと


A｢こっちかな、｣


って言いながら私の左耳に髪をかけるA


指が耳にあたってそれだけでドキッとしちゃって私の身体が少し飛び跳ねる


A｢ごめん、びっくりさせちゃったね｣


って申し訳なさそうに笑うAをみて、好きな人からされてるんだから嫌なわけないのにって思う


…




賀喜｢Aは鈍感だからさくちゃんがアタックしないと気づかないかもよ？｣


遠藤｢んー、やっぱりそうだよね、｣



こうしてかっきーにいつも相談するんだけどなかなか進展はなくてその場で足踏み状態



私が勇気を出さなきゃこの関係は変えられないよね




遠藤｢クリスマスの日一緒にどっか行かない？｣

A｢ん？いいね。楽しみだな〜｣


…



そんなこんなでデートの日になって、キラキラする町並みを2人で眺めながらゆっくり歩く



そしたらAが急に手を繋いできて


遠藤｢A、？｣

ってびっくりしている私をみて



いつもは鈍感なくせして


A｢どきどきする？｣



なんていたずらっぽい笑顔で聞いてくるAは本当にずるい人だと思う







けどやっぱり私はずるくて優しいAの隣にいたい。



私より少し高い背で綺麗だねって笑う横顔を見ながらそう思った

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