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終わりとはじまり ページ38
『どうでしょう』って…
なんであんな試すような言い方しちゃったんだろう
「A、大丈夫?」
「え?あ、うん」
ヤバい
ボーッとしてた
「今日こそ、梨沙子のストーカー引っ捕えないとね」
「え?もういいのか?」
「家にまで来てるんじゃ黙っていられないし」
佑亮はここぞとばかりに腕をまくりをして気合いを入れた
「…あの、そのことなんだけど」
梨沙子が重たそうに口を開いた
「佑亮と、Aに何かあったら困るから、警察に届けようかと思ってる」
「え?」
「証拠にしようとしてた写真も、あるし。合コンでハッキリした顔もあるし」
言われてみれば、警察に相談したほうが絶対いいに決まってる
「でも、動いてくれなかったらどうするんだよ」
「動いてくれるかもしれないでしょ?それに、決めつけるのは早いと思う」
「そうだね、相談して損はないし…」
佑亮も納得したのか、小さく頷いた
「今から行っとく?」
「賛成!」
善は急げって言うもんね
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作者名:はに | 作成日時:2017年12月28日 1時