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ページ28

「じゃ、佑亮またね」

「気をつけてよ!本当に!」



早く帰る予定が、梨沙子の未提出課題のおかげで7時を回った

これじゃ、暗い中歩くことになる





「ごめんA〜」

「いいって、ほら、しっかりして」



電車に乗り込んで、グズる梨沙子をなんとか正気に戻す



「大丈夫。家までは来ないんだから」

「うん…」









10分で、電車を降りる

改札を抜けて2人くっついて帰った


周りの街灯が減ったあたりに気がついた







「…後ろ、誰かいる」

「うそ!」

「シーっ。静かに、」





梨沙子は動揺を隠せずに、取り乱しそう

どうにかしなきゃ


人通りの多い所なんてこの辺りにはないし




グルグルと頭を巡らせる中、足音が3つしっかりと聞こえてきた

絶対いる






「…走れる?梨沙子」

「え?ま、まって…私Aみたいに早くない」

「大丈夫手引っ張るから」



梨沙子の足元を確認して、ヒールが入ってないことを把握した

絶対、走ったほうが得策



「家の鍵出して」

「うん。」

「落とさないでね。着いたらソッコーで鍵開けてね」

「うん」









「じゃ、行くよー…」









_______________________

@honey_coil

Twitterはじめさせていただきました(^o^)

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作者名:はに | 作成日時:2017年12月28日 1時

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