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「じゃ、佑亮またね」
「気をつけてよ!本当に!」
早く帰る予定が、梨沙子の未提出課題のおかげで7時を回った
これじゃ、暗い中歩くことになる
「ごめんA〜」
「いいって、ほら、しっかりして」
電車に乗り込んで、グズる梨沙子をなんとか正気に戻す
「大丈夫。家までは来ないんだから」
「うん…」
10分で、電車を降りる
改札を抜けて2人くっついて帰った
周りの街灯が減ったあたりに気がついた
「…後ろ、誰かいる」
「うそ!」
「シーっ。静かに、」
梨沙子は動揺を隠せずに、取り乱しそう
どうにかしなきゃ
人通りの多い所なんてこの辺りにはないし
グルグルと頭を巡らせる中、足音が3つしっかりと聞こえてきた
絶対いる
「…走れる?梨沙子」
「え?ま、まって…私Aみたいに早くない」
「大丈夫手引っ張るから」
梨沙子の足元を確認して、ヒールが入ってないことを把握した
絶対、走ったほうが得策
「家の鍵出して」
「うん。」
「落とさないでね。着いたらソッコーで鍵開けてね」
「うん」
「じゃ、行くよー…」
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@honey_coil
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作者名:はに | 作成日時:2017年12月28日 1時