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ページ26

「俺がガツンと言おうか?」

「いいね!それ!」




男が出て来たら相手も怯むかもしれないし

駅なら大事になって、顔を覚えてもらえるかもしれないし
相手がもし暴れても大人数いるもんね



「ありがとう佑亮」

「私も行く。佑亮だけじゃ心元ないし」

「何それ。」



「佑亮優しいけど、手つけられなくなったら困るでしょ?」




元々ケンカとか苦手な佑亮だけど、やるとなるとコントロールが効かなくなるのは知ってる




「でも、今日はダメだよ。様子見よう。私たちも確認しなくちゃ」

「え?疑ってるの?」

「ちゃんとこの目で見たいし、それに写真撮って一応証拠にしないと」




佑亮が加害者になりかねないし、梨沙子に危険が迫った時警察に届けられるようにしなきゃ




「梨沙子、合コンで写真撮った?」

「う、うん」

「何かあった時のために、最低4日。男の写真を撮るの」






合コンの写真と照らし合わせて、訴えかければなんとかなる

そう思った


素人の考えだし、上手く取り合ってくれるかわからない




「4日撮って、どうするの?」

「ストーカー行為が激化したらすぐに警察に写真を見せるの、写真とLINEの内容」

「な、なるほど…」

「じゃあ、梨沙子を1人で帰すの?」



まぁ、確かにそんなわけにいかない

もし、4日の間に何かあったらシャレにならないし






「ううん。遠くから、見守る?」

「なるほど」

「2人ともありがとう」




泣きそうな梨沙子

悩んでいたのに気づいてあげられなかったのがちょっと悔しかった

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作者名:はに | 作成日時:2017年12月28日 1時

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