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遭う ページ23
「遅い遅い！Aどこ行ってたの？」
「ごめんごめん」
先輩に抱きしめられた(？)
あの異様なシーンが時々頭に浮かんでくる
本当に本当、異様な空気で
先輩が泣きそうな顔をするもんだから私も飲み込まれてしまった
「A？」
佑亮が私の顔を覗き込んだ
「うわ、顔真っ赤…なに？次はAが風邪？」
「ち、違う違う！暑いだけ！」
梨沙子と佑亮が顔を見合わせて、変な顔をした
「ま、風邪じゃないならいいけど。」
「さ、カラオケでも行こう！テスト終わったしパァーっと」
梨沙子が手を上に伸ばして、楽しそうに笑った
「そうだね」
そうだ、今日はようやくテストが終わったんだ
楽しまないと、
またすぐにバイト詰めな生活が始まっちゃうんだから
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作者名：はに | 作成日時：2017年12月28日 1時
