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「Aちゃん、どうして先行くの?」

「…え?!先輩?」


さっき別れたばかりの先輩がいて、あたふたしていると

クスクスと笑われた






「どうして?あの子達は?」

「あれ?俺はAちゃんとお昼食べる予定だったのになぁ」



そう言って、先輩はスマホの画面を見せた





この前出来たばかりのカフェ
梨沙子と行けなかったところだ


「…んん」

「俺、断られたら予定狂っちゃうな。」







「…ぜひ、ご一緒させて下さい」


「もちろん」






先輩はパッと表情を明るくして、さらに笑った






その笑顔は少し嘘くさくなかった

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作者名:はに | 作成日時:2017年12月28日 1時

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