bridal veil【2j3j】 (ページ6)

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#2 どうしてページ6

#2 どうして

『学園長…いや、叔父様』

？？「え、叔父様って言った？」
？？「学園長って姪っ子居たんや」

後ろでそんな会話が聞こえてくるが今はそんな事気にしていられない

『この1年、叔父様の反対を押し切ってD組で生活してきました。なのにどうして今更A組への移動…ましてや生徒会への加入なんて嫌です』

？？「学園長、僕たちにも理由を教えてください」
？？「彼女はD組の生徒ですよね？D組は魔法を持たない者が集まるクラス。魔法を持たない彼女が突然A組へ移動、それに生徒会に所属するというのはどうしてなんですか？」

いつの間に来たのだろうか。私の隣で1人の男性が話し出す。…あ、この人達どこかで見たことあると思ったら生徒会のメンバーだ、道理で見たことあるはず。そして今隣にいるのは生徒会会長"天羽叶"。可愛らしい顔をしていて、ふわふわしているので裏では"天使"と呼ばれているらしい。イケメン好きの美緒が目をつけるわけだ

学「そうだね。君達にも話しておこうか」

『ｯ叔父様！！』

学「許してくれ陽菜。この行動はきっと、陽菜のためになるだろうから」

『……』

学「彼女はD組の生徒であり魔法を持っていない。おそらく生徒情報欄にもそう書いてあったはずだ、そうだろう？叶君」

叶「はい」

まさかこの人学園の生徒全員の情報記憶してるとかじゃないだろうな…

学『あれは全くの嘘なんだ。彼女は魔法を所持しているんだ。しかも"花魔法"を』

その言葉が発された瞬間、この場にいる全員が凍りつくように固まる。そりゃそうであろう。花魔法は"魔法の原点"と言われているし、何より使い手は現在は存在していないと教わっているはずなのだから＿