４６ 海 ページ47
「な、海いかね？」
そうキヨさんの口から発せられたのがちょうど2時間前。
私は部屋で荷造りをしていた。
キヨさんは一旦家に帰り準備をしてから迎えにきてくれるらしい。
初めての恋人同士での遠出。
胸が高鳴る感覚はなんど味わっても良いものだ。
「水着があってよかった〜……」
去年、友達同士で海は行くことになり、買ったはいいものの当日土砂降りの雨で泣く泣く中止になった。
この１年間、ずっとクローゼットの肥やしになっていたのでようやく満を辞しての登場。
胸元と腰あたりにあるフリルに一目惚れだった。
白色だから汚さないようにしなきゃなぁ、と思っていると
プップー
家の外からクラクション。
もしかしてキヨさん？いやでもクラクションで気付かせるなんてことしないはず……と思いながら急いで家から出ると
「マジでごめん！」
後部座席からキヨさんがバンッ！と飛び出してきた。
そのまま流れで私の前で手を合わせ深くお辞儀してくる。
全く状況が掴めないでいると、ウィーンと運転席と後部座席の窓が降りた。
「久しぶりで〜す、キヨがウキウキしてたんで邪魔しにきました〜」
「性悪うっしー！さっすがぁ！」
「いやお前もついてきてるから」
「永瀬さんごめん……俺も一応止めたんだけどね…」
運転席には牛沢さん。
後ろにはレトルトさん、ガッチマンさん。
さらに後ろに藤原さんがいた。
「さっき、コイツらに実況撮らないか誘われたんだけどAと海行くから無理って断ったらこのざまだよ……ほんとごめんな、」
キヨさんにギュゥと抱き締められる。
「別日にするか？」
「ううん、みんなで行くのも楽しいよ。」
そう告げると、キヨさんは安心したように笑って私の荷物を積んでくれた。
キヨさんの隣にいき、小声で話しかける。
「今度は２人で、ね？」
「……喜んで」
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牛沢、フェイクニュース編
最高順位33位ありがとうございます( ; ; )
しかも2日連続で3000hit超えでした…感謝です！
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さかな - コメント失礼します。このお話とても私のタイプで！(?)いつも楽しくお話読んでます！！本当はコメントするつもり無かったんですけど、続編書くか、書かないか悩んでるそうだったので、コメントさせて頂きました！続編書いて欲しいです！無理はしないでくださいね！(( (2021年8月18日 10時) (
レス) id: 96fa6ea5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな | 作成日時：2019年6月26日 23時
