３２ カミングアウト ページ33
「A〜！おはよ、ってアレ？キヨさん…だっけ？」
「あ、あ〜〜〜〜たまたまそこで会って
「違うでしょ、おれんちに泊まって一緒に大学まで来たじゃん」
「は？」
大学に着くと、友達に声をかけられた。
めざとい友達は１番触れてほしくなかった部分を指摘する。
「余計なこと言うな！！！」
「ほんとのことじゃん」
にへらっと笑ったキヨさんは遠くにいる友達のもとへ行ってしまった。
「ねぇ、どういうことなの？なにがあったの？A！？聞いてる！？」
肩を持たれ、ぶんぶんと揺すられる。
あんのバカ〜〜〜！！！と心の中で悪態をつきながら友達をなだめる。
「あ、もうこんな時間。ちょっと、今日の講義は受けさせないよ！？ちゃんと話聞くんだから！」
そう友達は叫ぶと、私の手をとってずんずんと進みだしたのだった。
「……ってことになったんだ。」
「う、嘘でしょ……」
昨日までの流れを一通り話し終え、一息つく。
食堂はいつもより混雑している気がした。
「この数日で？キスまでして？付き合って？へ？」
「声が大きい！」
抜け殻のようになってしまった友達に注意する。
「Aが選んだ人なら文句は言わないけどさぁ、」
そう前置きをし、一拍おいて友達はこう告げる。
「あれは生粋の変態だから気を付けてね。」
「誰が生粋の変態じゃ！」
頭上からキヨさんの声が降ってきた。
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さかな - コメント失礼します。このお話とても私のタイプで！(?)いつも楽しくお話読んでます！！本当はコメントするつもり無かったんですけど、続編書くか、書かないか悩んでるそうだったので、コメントさせて頂きました！続編書いて欲しいです！無理はしないでくださいね！(( (2021年8月18日 10時) (
レス) id: 96fa6ea5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな | 作成日時：2019年6月26日 23時
