１２ お叱り ページ13
「ちょっと、なにしてるんですか……！」
「ん、暴れたら落ちますよ」
平気な顔で脅してくるキヨさん。
それは嫌だ、とピタッと静止した。
「俺らめちゃくちゃ探したんだぞ……！？」
「へーへー、悪かったって。それよりフジぃ……」
キヨさんが私を抱きかかえたまま藤原さんに近づいていく。
「なに怪我させてくれちゃってんの？」
「う、それは……本当にごめんなさい！」
勢いよく謝られると怒る気も湧かない、というかそもそも怒るつもりもない。
「本当に気にしないでください、ハンカチも弁償します」
一向に私を降ろしてくれる気配もないキヨさんは不服そうな顔をのぞかせる。
「なにこれ、フジのハンカチなの？」
「ん、おう。応急処置だけど何もしないよりかはいいかと思って」
細かな気配りのおかげか、先ほどよりも痛みが引いてきた気がする。
だが血は一向に止まる気配がなくハンカチにも滲みでてきそうだった。
「ん、ありがとな。また連絡するわ」
そう言い残すと身を翻すキヨさん。
「えっ、ちょ、藤原さんは！？」
「アイツはいいんすよ、」
首を最大限まで伸ばしお礼を叫ぶ。
「本当にありがとうございました、また大学で！」
「うん、またね」
藤原さんもキヨさんからのこういう扱いになれているのか特別驚いた様子もない。
キヨさんが歩くたび、大股で進むため大きく揺れる。
その等間隔なリズムが心地よくていつの間にか深い眠りについえしまっていた。
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数年ぶりに小説書くの楽しい(＞＜)
キヨさんのデトロイト実況が終わって生き甲斐があつ森かTOP4のジェイソン見返す事しかなくなったので長編実況楽しみにしてます...♡
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さかな - コメント失礼します。このお話とても私のタイプで！(?)いつも楽しくお話読んでます！！本当はコメントするつもり無かったんですけど、続編書くか、書かないか悩んでるそうだったので、コメントさせて頂きました！続編書いて欲しいです！無理はしないでくださいね！(( (2021年8月18日 10時) (
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作者名：るな | 作成日時：2019年6月26日 23時
