純粋なポインセチア (ページ6)

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壱馬と一緒に帰ってる時に見覚えのある声が後ろから聞こえてくる。

「Aー！壱馬ー！」

『え？由香！！』

由香「A、久しぶり～！」

由香は中学3年間同じクラスで凄く仲が良かった親友。

壱馬「なんで由香いんの？？」

由香「引越しが延期になっちゃったんだよねー！だから今は電車で通学してんの…」

『うわー大変じゃん…』

由香「そうなんだよね… てか2人ってもう付き合ってんの？」

『え？』

壱馬「は？」

由香「えー？まだなの？早く付き合っちゃいなよ！」

『いや、壱馬と付き合うとか絶対ない！笑」

壱馬「俺だってAと付き合うとか嫌に決まっとるわ！笑」

由香「もうー素直にならなきゃ！一生彼氏彼女出来ないかもよ？」

壱馬「そんなん言ってるけど由香、彼氏おらへんやろ？」

由香「それがなんとねー？同じ高校の先輩と付き合っちゃいました！」

『まじ！？由香に先越された…』

由香「2人がぐずぐずしてるからだよ！壱馬とAお似合いなのにー！」

壱馬・私「「それはない」」

『私、他に好きな人いるし！』

由香「え！？まじ！？」

『由香、知ってるでしょ？優しくてサッカーができ…』

由香「またそれ？諦めなよー？そんな偶然会えることなんてないって！」

『分かってるよー！でも会えなくても好きなの！』

由香「何それー笑壱馬はいないの？好きな人。」

壱馬「おらんー笑」

由香「あぁ！そーいえば今日塾あったんだった！やばい！じゃあ行くね！」

急いで走っていく由香。

なんか久しぶりだなー

って言ってもまだ新学期始まったばっかりなんだけどね。

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