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白濱先輩から離れようと胸を押すけど鍛えられた体に勝てるわけもなく腕にすっぽりと収まったまま。
『ちょ…やめっ…』
白濱「辛かったら泣いていいよ。」
『白濱…先輩…』
白濱「もう無理すんな」
強気だけど優しさの詰まってる、そんな声に涙が溢れ出てきて白濱先輩の胸で泣きじゃくった。
気が済むまで泣き続けて顔を上げると白濱先輩の優しい顔があって、胸が高鳴った気がした。
白濱「もう大丈夫?」
『はい…ほんとに…ありがとうご…ざいます…』
白濱先輩から離れようとするけど彼の腕はそれを許してはくれなくてまだ腕に収まったまま。
『あの…もう…』
白濱「俺にすればいいのに…」
『え…何言って…』
白濱「俺本気だから…本気でAちゃんのこと好きだから…」
真剣な眼差しでそう言ってくれた白濱先輩。
もういっそ白濱先輩のこと好きになっちゃいたいよ…
壱馬のことなんか忘れたい…
でも白濱先輩のこと利用するのは嫌だ…
悩んで言葉に詰まってると白濱先輩は優しく声をかけてくれた。
白濱「そんなすぐに返事はいいから!だけど悲しくなった時とか辛い時とか俺に頼って?胸くらいいつでも貸してあげる!」
『ありがとうございます…』
ほんとに私は白濱先輩に助けられてばっかだな…
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作者名:あずき | 作成日時:2017年7月18日 15時