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Story.44 ページ48

「留衣くん!」

海堂「あっ、Aちゃん。話ってなに?」

「まずはケーキグランプリ、優勝おめでとう!」

海堂「ありがとう。」

「さっき私が言った通り、私はパリ本校のケーキグランプリに出場して、優勝できた。それは留衣

くんのおかげなんだ。」

海堂「えっ?」

「留衣くんが言ってくれたでしょ?ケーキグランプリには出るべきだ、って。他にもいろいろあっ

て、ケーキグランプリに出場することを決めたんだけど、1番は留衣くんがああ言ってくれたから

なんだ。だから本当にありがとう。」

海堂「いや、僕は思ったことをそのまま言っただけだよ。」

「そんなことないよ。私、留衣くんにはいっつも助けてもらってるな。聖マリーに入学したいって

とき、お父様を説得してくれたのは留衣くんだったし。」

海堂「あのときは、Aちゃんが変わろうとしてたから。僕はそれを手伝いたかったんだ。」

「本当にありがとう。あっ、でもだからと言って、ケーキグランプリで負けてあげたりしないか

らね?笑」

海堂「僕もそんなことはしないよ。」

「あとね、この際だからもう一つ言いたいことがあるんだ。」

海堂「なに?」

「留衣くんさ、アンリ先生のこと好きじゃないよね?」

海堂「…Aちゃんには敵わないな。」

「だって態度に出てるんだもん。」

海堂「本当に?」

「うん。」

海堂「そっか。あの人には、麻里姫もAちゃんも取られちゃったから。」

「えっ?あの、もしかして、それってやきもちってやつ?」

海堂「い、いや、そ、そんなわけないだろ。」

「やっぱりそうなんだ〜笑 でも、私は留衣くんのことも好きだよ?」

海堂 (Aちゃん、鈍感すぎる…。)

海堂「あっ、用があるから戻るよ。ケーキグランプリ、お互い頑張ろう!」

「うん!絶対負けないからね!」



じゃあパリに帰ろう!

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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月18日 10時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひーちゃん | 作成日時:2017年10月31日 14時

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