スリール～笑顔～【夢色パティシエール】 (ページ46)

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Story.42 ページ46

理事長「パリでお会いしましょう。」

先生「それでは、アンリ先生から総評をしていただきます。」

アンリ「チーム天王寺の諸君、優勝おめでとう。独創性をもっと磨けば、強敵も多いですが、パリ

で行われる世界ケーキグランプリでも十分優勝を狙えると思います。

敗れたとはいえ、チームいちごの健闘には驚きました。とても中等部のレベルではなかったと思い

ます。樫野、恥じることはありません。顔を上げなさい。もし君が時間内に完成させていたら、私

は留衣より高得点をつけていました。

いちご、君のプチガトーにはもっと驚かせられました。技術はまだまだですが、3つのプチガトー

ひとつひとつに君の思いが込められていて、食べた人を笑顔にさせる、素晴らしい才能を感じま

した。

先ほど、パリ本校の理事長の承諾をいただいたのですが、聖マリー学園に本校のレベルの高さを

認め、チームいちごも日本代表のBチームとして、世界ケーキグランプリに招待します。」

えっ！？

じゃあチームいちごとも対戦できるんだ！

樫野「俺たちもパリに行けるんですか！？」

アンリ「ええ。」

「「「やった～！！」」」

アンリ「それからもう一つ。A、君には伝えたいことがあるでしょう。」

「今ここで言ってもいいんですか？」

アンリ「ええ。」

「実は私、七海Aは世界ケーキグランプリにパリ本校の代表として出場します！」

「「「「「「ええ～～～～～～～～～っ！！！」」」」」」

いちご「本当なの！？」

「うん。短期留学はそのためにしたの。アンリ先生からパリ本校のケーキグランプリに出場しない

かって言われて。だからいちご、世界ケーキグランプリでは絶対に負けないから！お互い頑張ろう

ね！」

いちご「うん！私たちも負けないよ！」