スリール 〜笑顔〜 【夢色パティシエール】

Story.26 ページ29

今日はぴよぴよ幼稚園に行く日。

気になるな〜。


でも、今はそれよりも自分のことに集中しなくちゃ。

あっ、ルミちゃんたちだ！

中島さんたちもいる。

なんだろう？

ケンカ？




「どうかしたの？」

ルミ「あっ、Aちゃん。」

「ケンカ？」

ルミ「中島さんたちがいちごちゃんのデザインを盗んだんや。」

「えっ、本当なの？」

中島「デザインを盗んだのは天野さんのほうじゃないの？」

「盗作、ね。私がパリ本校にいたときはしょっちゅうあったな。中島さんたちが盗作したって証拠

はないね。ただ、1つだけ言えるのは盗んだデザインのケーキは美味しいって言われても全く嬉し

くない。それだけ。ルミちゃん、かなちゃん、私に任せて！」

かなこ「えっ？」



『もしもし、麻里ちゃん？今日の高等部の実習参加できなくなっちゃった。本当にごめんなさい！

友達が困ってるの！そっちに行ってもいい？』

麻里『それは迷惑ね。』

『だよね…。』

麻里『でも、そんな気持ちでスイーツを作っても美味しくならないわ。その友達のところに行って

あげなさい。』

『ありがとう！じゃあ、また後で連絡する！』



中島「天王寺会長に頼る気？」

「まさか〜。ルミちゃん、かなちゃん、ゴニョゴニョ。お願いしてもいい？」

ルミ、かなこ「「わかった。」」

「中島さん、佐山さん、三原さん、鮎川さん。多分、あとで後悔するよ。」



いちごちゃんが頑張って考えたデザインを盗むなんて許せない！

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