スリール～笑顔～【夢色パティシエール】 (ページ24)

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Story.21 ページ24

今日はぴよぴよ幼稚園に行く日。

はぁ、行きたくない…。

私、子供苦手なんだよね。

「行きたくない…。」

ホイップ「ダメよ。幼稚園児だろうと、人の意見は大切。これもいい機会よ。」

「はい…。」

？「今日は学校に行かなくてもいいぞ。」

「えっ、誰！ってお父様！？」

A父「田中、Aを車に乗せなさい。山崎、学校への連絡を頼んだ。」

田中「かしこまりました。お嬢様、失礼致します。」

「えっ、ちょっと離して！いや！私は学校へ行くの！」

田中「申し訳ありませんが、会長の命令ですので。」

ドンッ

「痛っ。」

山崎「申し訳ありません。」

説明すると、私は無理やり車に乗せられた。

多分、あの話だろう。

今日は最悪な日だ…。

あっ、よかった。ホイップも一緒だった。

「(小声) なにかあったら誰かに連絡してくれる？」

ホイップ「わかったわ。」

.

.

山崎「到着いたしました。お降りください。」

はぁ、こうなったら素直に従うしかないね…。

にしてもこの家に来るの久しぶりだな。

改めてみると無駄に大きいね。

田中「会長、どうしますか？」

A父「客室に連れていきなさい。私はあとから行くから。」

山崎「承知いたしました。」

.

.

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田中…19歳で七海財閥の使用人のなかでは最年少。A父から信頼されている。

山崎…23歳。全国模試で1位をとったことがあり、頭脳明晰。田中と同じくA父から信頼され

ている。