全員、惚れさせてやる♡ 【東リべ】

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安全運転ってなんだろう…？






ただいま私、バイクで暴れられています…







『ぎゃあ！！マイキーくん！タンマ！！！！』







「はぁ？聞こえねーよ」






『いやぁー！！怖い！！！』






「はははっ、Aのやつ、マイキーに顔埋めてやがる」






「ははっ、おもしれー」






2人して私を笑いものにする。当初の予定と全く違う！





いじられキャラは私はムリムリ！






『ぎゃー！！マイキー…恨む、！！、』






「まぁまぁ、前俺が助けてやったんだから！」






『気にしないっていってたぐぜにぃぃぃぃいい！』






…

…




半分記憶が飛んで、気づいたら海が綺麗に見えるところに来ていた




「ほら、着いたぞ。降りろ」





そういってスっと手を差し伸べてくれるマイキーは





モテるんだろうなぁ…





「酔ってねェか？」





私の体調を気遣ってくれるドラケン。



『ギリ…ちょっと楽しかったかも』




この2人が思ってたより優しくて、私は目標とかどうでも良くなって



仲良くなりたい、としか考えられなくなった。




バイクを降りても余韻で少し頭がぐわんぐわんする。




それに耐えていると、



「A！こっち。こいよ」



「ちっせぇから落ちねぇようにすれよ」



マイキーは海がよく見える瓦礫(?)にすわっていて


隣をポンポンして私を呼んだ。




ドラケンくんはちょっとバカにしてたケド。





『わぁ…！きれい、、、！！』





もう、少し日が沈んできて夕日が反射している海は



今までで見た中で一番綺麗。





「…」


「…！ふっ」




私はずっと海を眺めていた。



私をじっと見つめるマイキー。そのマイキーにふっと笑うドラケンにも気づかないくらい海は綺麗だった。





『ねぇ、マイキー』




たい焼き食べれば？と提案をしたくなり、マイキーの方を見ると





すぐに目が合った。あれ、マイキーくん私の事みてた…？






「…ん？どうした？」





マイキーくんは焦った表情をしたけど、すぐ元通り。





『たい焼き、たべないの？』




「……Aはチョコ食わねぇの？」




『ん〜、…もう少し眺めてたい』








目線を海に戻すと、マイキーくんは








「じゃあオレも。」







そういってたい焼きは食べなかった。







さっきは海に夢中で気が付かなかったけど、







少し視界の横に入ってくるマイキーくんは




海は見ていなくて、ずっと私の方を見ている…気がした。

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