全員、惚れさせてやる♡ 【東リべ】

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『ん？良かった？』





不思議そうにコテン、と首を傾げると竜胆くんは慌てて、蘭くんはニヤニヤする





「Aちゃん悪い奴に狙われてんのかな〜って。だから安心した」





わぁ、この2人見かけによらず優しいんだなぁ。




呑気なことを考えていると次男はいつの間にか見えなくなっていた。席戻ったのかな






「それよりお酒飲もうよ」




『うん！のものも〜』







___




そっから話はずっと盛り上がって、私はもうお仕事を上がる時間になった





私キャバは今日だけのつもりだったんだ、と灰谷兄弟に話すと


「どっちでもいいけどプラベで絶対遊ぶ。キャバやるんなら絶対毎回来る」


と言われ連絡先を交換した。まぁ金欠になったらこの2人呼ぼうかな、ふふ(ゲスい)






ちなみにお酒は、なんか竜胆くんの方が「今日は飲む！！」
とか言って張り切って飲んでたから


あまり飲まずに済んだ。ラッキー






「Aちゃん上がりなら俺らも帰るか」




「うん、金払って出よ。」




そっからの行動はスマートで、蘭くんがお支払いのところまで行くとブラックカードを取り出して



8千万の会計を普通の顔でお支払いしてた




8千万ちょいだぞ…？痛くも痒くも無いわけ？もはや怖い。






灰谷兄弟とはお店の外までお見送りをして、更衣室で着替え帰る準備をする




お偉いさんが出てきて、何もされてないか？！と慌ててる。なぜ






『え？大丈夫ですよ？』




「そうか、よかった…あの人たちは有名な…不良？だから心配したよ」




『へー、ふりょー。マイキーとかと一緒か』




「それと給料なんだけど…その、手渡しのつもりだったんだけどあまりにも額がデカすぎて…」




『あ、もらえればなんでもいいです』




「助かる…！じゃあ振込みしたいから___」





それからは手続きの話をした。どうやら私の給料は5千万らしい



うん、普通に意味わかんなくね？普通の女子中学生が5千万？ありえない。





残りの3千万はどこ行ったのって話なんだけど、それは社会の事情らしい。闇深ーい








次男と合流すると、いきなり抱きしめられる







「A〜…何もされてなくて良かった〜」




『なーんもされないって。帰ろ、眠い』



次男に手を引かれ歩いていると、お姉さんたちがバイバーイとしてくれた。



私が客として来たいわ。絶対また来よう。




決心して車に乗り、家に帰った




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