全員、惚れさせてやる♡ 【東リべ】

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それからのたかし君には可愛い攻撃と好き好き攻撃をされた





こんなたかし君想像してなかったから可愛すぎたけどね






「…そうだ。今日ショッピングデートって予定だったからさ」






『うん？』






「俺、Aが欲しいものなんでも買ってあげる。」






もしかして尽くす系男子ですか？金銭面も行動面でも尽くしちゃうタイプ？！





最高なんですけどぉ♡






まぁ、今日は初日だからお手柔らかに





『ん…じゃあさ、私たかしくんからのネックレスほしい』






「あぁ…ネックレスはちょっと…」






たかし君の顔が苦笑いになった。え、特別ネックレスダメな理由ある？






『あ、ごめんね。じゃあ、なんか身につけてられるもの欲しいな』





このままだと気まずい雰囲気になりそうだったので




明るい声にして、たかしくんを見る







「身につけてられるものか。なんで？」





『そしたら、ずっとたかし君と一緒って感じするじゃん♡』






そう言うとたかし君は顔を手で覆い下を向く。




うんうん、計算通り♡あざとい事全部に見事引っかかるね♡









「本当可愛い…。いいよ、ネックレス以外ならなんでも買ってあげる」





『やった♡』








それから色々見て回ったけどアクセサリーはピンとくるものが無かった。





それに、たかし君の家庭は母親だけというのもあり






ワガママを言うのも流石に躊躇う。







…ネックレスだけは却下する理由が分からないけど。








「どれもピンと来ねぇ…。」





『え、たかし君もそう思う？』





「うん。Aと、見てきたアクセでは格差がちがう。」





『ふはは、格差とかあるんだ。人間とアクセで』





「ははっ、あるよ。Aの方がよっぽど高い」







たかし君の発言にジワジワ笑いが込み上げて来るけど





私と同じくピンと来てなかった様。





もしかして趣味合うんじゃね？








「あ、じゃああそこ行こうぜ」





『あれは…服？』





「そう。俺デザイナーが夢だから服とか好きなんだ」




『素敵な夢！』







だろ？と笑う彼はほんとに不良なのだろうか





まともな夢がある不良って存在したんだ…(失礼)







お店に入るとたかし君は目を輝かせていた




様々な商品を手に取りながら





「これとこれ組み合わすと…」



「これはA着ちゃダメだ。露出多い」



「これAに似合う…」




1人で服の審査を初めてしまった！

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