全員、惚れさせてやる♡ 【東リべ】

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「男が近くに来た時点で殺す勢いだったマイキーが何言ってんだ。それはオレの言った言葉「うるせぇ！」……。」





つまり…ドラケンくんは見守ろうとしてくれてるんだね？




マイキーは男を殺そうとしてた…？落ちてますやん…？





『へへ、私強いでしょー。タイマン張ろうか？』





「はっ、やめとけ」




2人揃ってやめとけって言う。私黒帯だったのに。






あ、鼻に来るこのかんじ…





『……は、は、っ』





「…？」





『あッくちゅん…』(くしゃみ)





「「ぷっ……ふはははっ」」





私のくしゃみを聞いた瞬間、2人は爆笑した





『なに…そんな可愛かった？♡』





「うん、かわいかった！ふははっ」




「あぁ、ちょっとな。くっ…」




『はぁ…』





ふざけて聞いたのに可愛いと返されて柄にもなくちょっと照れる





「ほら、これ着ろ」




そう言ってマイキーは、自分の羽織っていた特服を私に掛けた





『わ…！私がとーまんの総長だ！ケンちんたい焼き買ってこい！』




総長と書かれた特服を見てちょっとふざけたら




「ははっ、叶わねぇな、そーちょー。」





ケンちんは乗ってくれた





「は？ケンちん俺にそんな態度取らねぇだろ！」






『内輪揉めか？お仕置するぞ？』






「ふっ随分短気な総長だこった」




「あは、お仕置って言い方なんだよ」





『ふん』




「ホラ、帰るぞ。」






ケンちんのその言葉に、やっとバイクに乗る。





風をきって走っていると、やっぱりマイキーとは違い安全運転だった。




一般に比べたら危ないし、速度違反もしてるんだけどね





『ひゃー！たのしーーー！』




「おま、そんな暴れんなッ！」




『えー？きこえないー！！』




「…つまんねぇ。」






ケンちんの後ろでバイクが楽しくて暴れる私。








暴れるのを止めようとしてくるケンちん。








そんな私たちを見てつまんなそうなマイキー。







楽しいかも。この先もこの2人といたら楽しい？それなら







私もとーまん入りたい。







…イケメンいっぱいいそうだし。(本音)




『ねぇ、聞きたいことふたつある！』






「あ？なんだ」





隣で走ってるマイキーにも目を合わせて聞く






『さっき2人でなにはなしてたの？』





「！…男同士の秘密だ」





「おー、それそれ」





マイキーが秘密って言うなら秘密なのか…(単純)




もうひとつ




『私も東京卍會入っていい？』

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