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あれ?

こいつって…




ヘッドホンをしたまま机に突っ伏する彼を凝視した







さっきの奴?





美少年だなんだ言ってた奴?






うっそでしょ…

ありえない…

何これ最悪じゃない…一生会わないものと思って言ったのに






私は彼の隣で大きくため息をした
何故か起き上がる福田



ヘッドホンを外して、チラリと私を見て…また私を見た

二度見ってやつ





「…!!!!!?」




ガタッと机を揺らして、私を指さした



「おっ!!まえ!!!」



呆れた私はヒラヒラと手を振って前向けのサインを贈った





『福田、遅刻して…さらに騒ぐんじゃない』






注意されて姿勢を正す福田

かと思えば頭を抱えて俯いた
ダラダラと冷や汗でもかきそうなテンパり具合だ



「…」


福田をボーッと見ていると、福田も私を見た

睨みつけるように私をジッと見る





なんだか嫌な感じ

泣いたのを見られたのがマズかったのかな

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作者名:くろせ。 | 作成日時:2018年3月9日 22時

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