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「あ〜……変なメッセージ送んなきゃよかった…」
NR「また言ってるㅋ」
いくら仕事に集中しようと言ったって、
今はチャペルの清掃中だから余計に考えてしまう。
ナリに唆されて
恥ずかしいことを送ってしまったのを凄く後悔している。
絶対あのメッセージが原因だ。
もう冷められたんだと勝手に思って落ち込んでいた。
ガチャン！！
TH「ヌナ！！！！」
「………テヒョン…くん？！」
TH「はぁ…はぁ…あ、あのっ！ごめんなさい…返事できなくて…」
息を荒らげたテヒョンくんはそのまま喋りだした。
「…あ、いや、私こそ変なメッセージ送ってごめん…」
TH「……変なメッセージって？？」
「ライブ前に送ったやつ…」
TH「…………………変なメッセージなんかじゃありませんよ！」
「…ぇ、」
TH「僕あのメッセージ貰ってすんごい嬉しくてスマホソファに投げちゃって、そしたらナムジュニヒョンがその上にドカって座って画面バキバキになって動かなくなったんです…」
ほら、と見せてくれたスマホは
今まで見たことがないくらいバキバキになっていた。
「そうだったんだ……」
TH「勘違いさせてすみませんでした！！」
深く頭を下げるテヒョンくん。
「ちょ、頭あげて？ㅋ」
なんだか勘違いしていた自分も、
スマホが壊れたエピソードも面白くなって笑みが零れた。
TH「あ、そうだヌナ。」
「ん？」
TH「来週の土曜日、空いてますか？」
「…………空いてるけど、」
TH「僕1日オフ貰えたので、僕の家来ませんか？？」
あの日、テヒョンくんと初めてあった日に
"カトク、交換しませんか？"
と控えめに言われた。
その時と同じような顔をして聞いてくるテヒョンくん。
「うん、いいよ」
TH「迎えに行きますね！」
私はそのまま退勤させてもらって、
テヒョンくんに家まで送ってもらった。
「テヒョンくん、おやすみ」
TH「おやすみなさいヌナ…」
「…………？どうしたの？？」
いつもははにかんで"ちゃるじゃよ！"と言ってくれるのに、
今日はなんだか寂しそうな犬みたいな顔をしている。
TH「久しぶりにヌナに会えたのに、あんまり一緒にいれなかったから…」
「きようぉㅋㅋ」
そう言われると私も名残惜しくなってしまった。
「……………うち、あがってく？？」
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作者名：遥 | 作成日時：2022年11月23日 19時
