23 ページ24
その日の帰り道。
｢ねえねえ、私テヒョンくんのアルバム買ったよ？｣
TH｢ちんちゃろ？！！｣
｢うん、ほら！｣
赤信号を見計らってスマホケースに挟んだ
直筆サイン入りトレカを見せるとテヒョンくんは目を見開いた。
TH｢え〜！！当たったんですか？！100枚にしか入ってないのに…！それに僕とソミの分もあるから僕のやつは50枚ですよ？？｣
｢……そんなに少なかったの…？！｣
TH｢ㅋㅋあ〜もうちんちゃ。ほんと、ヌナは凄いですねㅋ｣
テヒョンくんは窓の外を見つめながら言う。
TH｢サインなんか僕がいつでもしてあげますからね！！｣
｢うん、わかったㅋ｣
｢じゃあまたね。｣
TH｢またカトクしますね！ちゃるじゃよ！！｣
｢ちゃるじゃ〜｣
帰宅してすぐお風呂に入ってゆっくりしていると、
早速テヒョンくんからカトクが来た。
태형宿舎に着きました!
メンバーにも報告したんですけど応援してくれてます!!
メッセージと一緒にテヒョンくんのセルカと
メンバー全員でテヒョンくんを撫で回している動画
が送られてきた。
Aㅋㅋ
今度挨拶しに行くね
태형待ってます!!
その後何回かやり取りをしていたら眠気が襲い、
テヒョンくんに一言送り眠りについた。
翌日。
NR｢どうしたのA。なんかいい顔してるじゃん｣
｢そうかな？？｣
NR｢……そっか、よかったね！！｣
ナリは私が言わずともお祝いしてくれた。
ほんと、できた友達だよねㅋ
私とテヒョンくんの関係はarmyには報告しないことになった。
テヒョンくん達は今を輝くトップアイドル。
そんな大事な時期に熱愛はファンを失望させると
事務所が判断したらしい。
私のテヒョンくんなんだぞって公開できないのは悲しいけど、
BTSのVはarmyのものだ。
私のものはキムテヒョン。
自分の中でしっかり区切りをつけれた。
多分これから喧嘩も、幸せなことも沢山あると思う。
でも、テヒョンくんとなら乗り越えられる気がする。
そして何年か経ったら……
なんて、まだ考えるには早すぎるかな。
私とテヒョンくんのこの先の幸せを願って、
チャペルに足を踏み入れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遥 | 作成日時：2022年11月23日 19時
