防弾少年団×短編集 (ページ9)

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「ユンギ泣かないで、きっと大丈夫だよ。」

いつも彼が言っている言葉を私が言ってあげると、

何かを噛み締めて机に伏せてしまった。

彼が伏せたことを良いことに私も堪えきれなかった涙が落ちていく。

いつもだったらユンギにわんわん泣きついていたけど、

私も静かに泣けるみたいだ。

これなら彼も気づかないだろう。

日誌も書き終えた。

あとは提出していつも通り部活に向かわないといけない。

私が彼女としてできる、最後の仕事をしてあげよう。

「今までありがとう。ずっと応援してるから」

静かに泣く彼に愛おしさが込み上げて溢れてしまう前に、私は教室を去った。

ユンギはこの後きちんと部活に行って、

私の影響なんて微塵も受けずにバスケができるだろう。

ハッピーエンド、それでいい。

だって彼は私の自慢の男だ。

これからも、その先も。

-fin-

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どうも、作者です！！

閲覧ありがとうございました！

ユンギさんは昔の恋を今も忘れられずに過ごしていそうだななんて

考えながら書いたお話です。

お互いを想い合う気持ちや気遣う気持ち、

そんなものを書きたくて書いたものです！！

次回作もお楽しみに！！
　
　
　