君となら【HS】 ページ20
「ホソクせんぱーい！！おはようございます！」
HS「お、Aちゃんおはよ〜」
「好きです！！」
HS「ごめんムリだ」
「なんでだぁぁぁぁぁぁぁ！！」
ユA
告白惨敗29回目
UJ「A元気出せー！また頑張ろ？」
「ありがとうウジ…こんなに好きなのに！！」
チョンホソク先輩。
ダンス部部長で明るくてムードメーカーで
笑顔の絶えない先輩。
「ホソク先輩！来週の文化祭一緒にまわりませんか〜？」
HS「あ〜ごめんね、友達とまわるんだ」
自販機でオレンジジュースを買う先輩に声をかけた。
「隣のクラスで模擬結婚式やるみたいで…先輩と行きたいです！！」
HS「…てかね、俺誰にも言ったことないんだけど好きな子のタイプ決まってるんだよね〜」
「あげる」とさらっと買ったオレンジジュースを渡してくれる先輩。
それより私は先輩のタイプが気になって仕方がない。
「え！もちろんみんなには内緒なんで私には教えてくださいぃ〜！」
HS「う〜ん、わかった！じゃあ耳かして〜？」
HS「黒髪ストレートで美人、上品で頭のいいお姉さんがタイプなんだ！」
茶髪猫っ毛美人じゃない、上品でもない頭もよくない年下
いっこも当てはまってないじゃん！
「やだ〜先輩〜、ウソって言ってください〜…」
HS「あはははは〜」
あ、でも…
「好きなタイプと好きな人は違いますもんね！」
HS「Aちゃんポジティブだねぇ〜」
そう、好きなタイプはあくまでタイプ！
"好きな人"とはまた違うんです！！
だから今、黒髪美人さんがタイプでも
私みたいなポンコツおバカを好きになってくれる可能性も
ゼロじゃない！！
次の日、私に出来る精一杯の上品を演じてみた。
「先輩、ごきげんよう！」
HS「今日はギャグ〜？ㅋ」
「ギャグじゃないですよ！！上品な人がタイプって先輩が言うから私のできる範囲でやってみたんです〜！」
HS「あ、ごめんそうだったのかㅋ」
これといって取り柄があるわけでもないけど、
先輩のことが世界で一番好きな自身はあるのに…
UJ「ていうかAはホソク先輩のどこが好きになったの〜？私もかっこいいとは思うけど好きにはならないからさ」
「ん〜どこだろうな」
UJ「一目惚れとか？」
「ううん、一目惚れではない！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遥 | 作成日時：2022年9月24日 22時
