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テヒョンのベッドに寝転がりながら漫画を読んでいると言われた。
JM「いい加減伝えなよ」
これはジミン。
私の中学の同級生で仲良くなった。
私はテヒョンとは違う中学に進んでいた。
JM「中学の頃からずっとテヒョンテヒョンってもううんざりなんだけど」
「仕方ないじゃん、好きなんだから」
TH「お、ジミナ！来てたんだ」
JM「テヒョンア、明日提出の課題見せて」
TH「なにそれ…？」
JM「まじ」
「…私終わってるから見せようか？」
JM「ごめんありがと」
「ちょっと家からとってくる！」
ジミナに見せる課題を手にテヒョンの部屋の前に着いた。
TH「ねぇ、ジミナにしか話せないこと相談してもいい？」
JM「どうしたの急に」
盗み聞きはよくないとわかっていたけど幼馴染の悩みが気になってしまい扉に耳をあてた。
TH「好きな人ができたんだ」
JM「………そうなんだ」
好きな、人？
そっか。ついにできちゃったか。
わかるよ、あの子でしょ？
JM「どんな子なの？」
TH「なんて言ったらいいのかわかんないけど、毎日教室の花に話しかけながら水やりしたりしてるとことかさ、見た目は地味かもしれないけどメガネ外すとチョーかわいいんだよ？！手先とかもきれいだし、磨けば光る存在なのにそれに気づきもしないでひっそり過ごしてる。わかんないけど、そうゆうとこに惹かれちゃってたのかな。」
空気を読まないで2人の話をぶった切って部屋に入った。
聞きたくなかった。
ジミンが私のことを見つめてるのがわかる。
なんだか居心地が悪くて気まずい。
「ごめん、私用事思い出したから帰るね。それ明日持ってきて」
TH「え、ちょっとA！」
テヒョンの家を出て少し歩いたところにある公園のベンチに座る。
あんまり驚かなかった。
JM「大丈夫？」
「ジミナ…」
JM「俺も用事思い出したから帰るんだ」
「そっか」
用事を思い出したなんて言ってるけどいつの間にか私の隣に座っていた。
不器用なジミンだけどこういうところから優しさが伝わってくる。
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作者名：遥 | 作成日時：2022年9月24日 22時
