・ ページ10
「デ、デート…？！！」
ジス先輩はニコニコと柔らかく微笑んでいる。
｢実は今日ミンギュたちと…｣
ミンギュたちとの約束があるから断ろうとすると、
周りからこんな声が聞こえた。
"何あの子断ろうとしてんの？？"
"ジス先輩の誘い断るとかどういう神経してるんだろㅋ"
どうやら私以外には聞こえていなかったらしく、
ミンギュたちはみんな私の答えを待っている。
MG「ヒョン、今日A俺たちとカラ｢行きたいです！｣
MG「……え、？」
ミンギュが私の代わりに断ろうとしてくれたけど、
その声を遮って言った。
JS｢よかった。じゃあ今日校門で待ってるね？｣
｢は、はい！｣
ジス先輩はスタスタと歩いて行った。
｢………ミンギュヤ、ごめん…｣
MG｢いいよ別に。ソクミナ、ミョンホヤ行こ。｣
冷たい声でそう放ち、
ジス先輩と反対方向に歩いて行ってしまった。
ミョンホくんとソクミンくんは
私を気にしてくれているようだったけど、
ミンギュを追いかけて行った。
｢どうしよう…」
ミンギュを怒らせてしまった。
ミンギュのあんな声は初めて聞いた。
SN｢…A、｣
今まで喧嘩したことはたくさんあるけど、
あんなに一方的に拒否されたのは初めてだった。
｢…謝んなきゃ、！」
私はそれから放課後まで、
何回もミンギュに話しかけた。
｢ミン、」
MG｢ソクミナ〜！！｣
｢ミンギュ、」
MG｢先生！！｣
どんなに声をかけても躱されて、
結局謝れずに放課後になってしまった。
教室から出る前、
もう一度ミンギュに話しかけた。
｢ミンギュ、！！｣
MG「………なに、」
｢ごめん、約束破って…｣
MG｢別にいいって｣
｢でもさっきから怒って…」
MG｢怒ってない。ジスヒョンと楽しんでね」
ミンギュはそのまま教室から出て行った。
｢ミンギュっ…、｣
JS｢お、やっほ〜｣
校門から出てすぐのところにいたジス先輩。
JS｢………？なんか浮かない顔してるね」
｢…大丈夫です、！」
JS｢僕で良かったら話聞くよ？｣
私はそのまま、ジス先輩に話し始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 614人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月7日 11時) (
レス) id: 99f199dd3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遥 | 作成日時：2023年2月5日 8時
