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そんなこんなで私とソナもそれぞれ競技に出場し、

午前の部が終わった。



今はお昼休憩の時間で、

いつもの5人で食べている。



それぞれ持ち寄ったお菓子などを交換していると、

イェナさんが近づいてくる。



YN「…ミンギュくん、」

MG「???」

YN「ちょっといいかな、?」



ミンギュはなんにも気にしてなさそうに素直に立ち上がった。

そして2人は並んで歩きながら校舎裏に向かった。



SN「ちょっと、いいの??」

「………」



私はなにも言えなかった。



イェナさんの赤くなった顔と、

ミンギュを見つめる熱い視線から

これから起こることは容易に想像できる。



ここで2人の邪魔をして、何になるんだろう。



ミンギュはイェナさんが好きで、

イェナさんはミンギュが好き。



それでいいじゃん、ハッピーエンドだ。



私がなにか行動を起こしたって結局2人は結ばれる運命なんだと思う。



「…うん、もういいや!」



わざと明るく振る舞って、

口角を無理やり上げた笑顔を作る。



ソナは相変わらず心配そうに眉を下げていて、

ソクミンくんもミョンホも同じ顔をしている。



「トイレ行ってくるね」



その場にいられなくなって、私は逃げた。










1人体育館前の階段に座ってうずくまっていると、

隣に誰かが座る気配がする。



思わず顔をあげると、

ミョンホが何も言わずに空を見つめていた。



「ミョンホヤ……」



優しく頭を撫でてくれて、

我慢していた涙が一気に溢れ出てくる。



変わらず何も言わずに涙を拭ってくれて、

ミョンホの優しさが沁みる。





しばらくして落ち着くと、

やっとミョンホは口を開いた。



MH「よく頑張ったね」



同じ経験をしたからこそ言える言葉で、

収まった涙がまた出てきそうになる。



ミョンホだって辛いはずなのに。



MH「うるじまぁ〜ㅋ」

MH「失恋したからこそわかる気持ちがある、失恋の辛さを知ったAは絶対幸せになれるよ。」

「うん、ありがとう…!!」

MH「ふぁいてぃんへやじ!」





私は立ち上がって、

ミョンホと見つめあい拳を合わせた。
 
 
 

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金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月7日 11時) (レス) id: 99f199dd3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月5日 8時

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