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ソナと悩ましげに話していると、

イェナさんが扉からミンギュを呼ぶ。



話す声は聞こえないけど、

ミンギュのテンションが明らかに低いことはわかる。



イェナさんもそれとなく感じたのか

不安そうに眉を下げてあたふたしている。



「…ミョンホくん、」



とにかくミョンホくんに話を聞きたくて仕方がない。



ミンギュとイェナさんを応援しているようになってしまうけど、

私も私で2人の関係が気になるのだ。



今日の部活の時、聞いてみよう。









「ミョンホくん、」



練習終わり、タオルで汗を拭いているミョンホくんに声をかけた。



MH「??」

「ちょっと、いいかな?」





体育館裏、すっかり暗くなった今は誰もいない。



「………イェナさん、とどういう関係なの…??」



単刀直入に聞くと、ミョンホくんの目が少し開く。



「いや、今日2人が話してるの見て…気になっちゃって、」



MH「………僕とイェナは、」



ゆっくりとした口調で話し始めるミョンホくん。

ついゴクリと喉を鳴らす。



MH「…恋人、だったんだ。」

「っ、?」



MH「入学してすぐの席が隣でさ。仲良くなって、好きになって、僕から告白して付き合い始めたの。」

MH「…それで、ちょっと前に"好きな人ができた"って振られちゃったんだ。」

MH「もちろん驚いたし悲しかったけど、よく考えてみたら最初からイェナは僕のこと好きじゃなかったのかなって。」

MH「それで、僕は気まずくなんてなりたくないからせめて友達でいさせてってお願いしたの。それで、今はイェナの恋の相談相手になってるんだ。」



「…辛く、ないの?」



MH「辛いよ、辛いに決まってる。でも僕にとってはイェナの幸せが1番だから。」



きっと心の底からそう思っているんだろう。

ひとつひとつの言葉が優しくて、心に響く。



MH「まあ相手が相手だから口先だけな部分もあるけどねㅋ」



あの表情の原因はイェナさんだったんだ。
 
 
 

・→←I'll stand by you all the time.



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金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月7日 11時) (レス) id: 99f199dd3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月5日 8時

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