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百七十話 大切な弟だからこそ ページ11

悲しそうに過去の事を話す月夜さんの表情にはどこか懐かしそうだった。


A「月夜さんは………………月狂の事……………………今ではどう思ってるんですか……?」

ネグレクトの母親に生まれた二人。
月狂と月夜さん。
二人はとても似ているのに
全然違う二人。

月夜「今でもたった一人の弟だと思ってるよ。」

麦茶の水面を眺め、目を細めながら答えてくれた。

月夜「だからこそ、俺はあいつを警察につき届けなきゃあいけない。たった一人の大切な弟だからこそ。」

その眼には強い意志が灯っていた。
そしてその眼を見て確信した。

月夜さんは月狂の事が凄く大切なんだ。
大切だからこそ、これ以上罪を背負ってほしくないんだ。


月夜「Aちゃん。」

急に月夜さんは私の隣に座ってきた。

A「はっ…はい…。」

月夜「いいかい?これから君は何があろうとも、決してこの家から出てはいけないよ?約束出来るかい?」

その真剣な瞳に

私は迷わず頷いた______。

百七十一話 隔離→←百六十九話 お兄ちゃんがいるよ



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設定タグ:ヤンデレ , 狂愛 , 名前変換オリジナル   
作品ジャンル:恋愛
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日名無 りん(プロフ) - NZMさん» ありがとうございます!!!!綺麗なんて……!!!光栄です!!! (2019年12月3日 23時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
NZM(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても綺麗な作品だなと思いました! (2019年12月2日 23時) (レス) id: 13f970b2f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - まりもさん» それは本当に良かったです!皆様のお陰様で無事完結を迎えられました! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - ヤンデレ系は苦手なのですが、これは続きが気になるほど面白かったです。完結、おめでとうございます! (2019年7月27日 14時) (レス) id: 6b2aac275b (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 日名無 りんさん» マジか衝動でここまで描けるのすごい (2019年7月25日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月21日 18時

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