百三十話 偽名 ページ10
真由美「………貴方、本当に柊トオルさん？」
ざあっと風が吹いた。
柊トオルと名乗るその男はニヒルな笑みを浮かべた。
「うん。そんなの、偽名だよ。」
と、あっさりと認めた。
そして二三歩、真由美に近付き、白い歯を見せて笑った。
「君には教えないけどね。」
と低い声で囁いた。
「でもま、何となく予想はついてるんじゃない？」
正体不明の男は、くるりとステップ良く真由美に背を向け、顔だけをこちらに向けた。
「女の勘ってヤツ？鋭いねえ。」
真由美「……。」
何故かその顔にムカついた真由美は相手に思いっきりガン飛ばしていた。
「そんな睨むなよ？」
耳のピアスを弄りながらとても爽やかなスマイルを、明らかに真由美の機嫌取りのために向けた。
真由美「貴方………………………」
生きてたのね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ！ありがとうございます！完結まで頑張ります！ (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています！！楽しみで仕方なくてドキドキしてます！！これからも更新頑張ってください！！ (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年6月8日 18時
