百五十一話 言えよ ページ32
A「…………え？」
数秒後、視界が急に眩しくなった。
急な変化に、私は反射的に目を瞑ってしまう。
瞼をゆっくりと開けると、家具も窓も何もない空間に、私はベットに縛り付けられている状態だった。
月狂「………言えないの？言わないなら爪、剥ぐよ。」
彼は手にしているジャックナイフを私の指と爪の間に押し入れた。
数秒後、襲ってくる激痛に私は身構えたがいつになっても痛みは襲ってこない。
月狂「言えよ。君の首に、口付けをしたのは誰かなあ？」
首輪で繋がれた彼の印でいっぱいになった私の首筋に、ナイフを水平に当てた。
月狂「このナイフ、以外と良く切れるんだよ？」
唇を三日月の形に吊り上げながら月狂は妖しく笑った。
月狂「君の事は出来れば傷付けたくないのになあ……。」
はあーっとわざとらしく溜息をついた彼は綴った。
月狂「言ってくれたらさっきの続きをしてあげるよ。」
ぴくりと私の耳が反応する。
甘い言葉。
彼は甘いお菓子を私の前にぶら下げてきた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ！ありがとうございます！完結まで頑張ります！ (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています！！楽しみで仕方なくてドキドキしてます！！これからも更新頑張ってください！！ (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年6月8日 18時
