百三十六話 逃走 ページ17
A「離してッ!!」
全力を込めて月狂を押すと、意外にあっさりと彼は後ろによろめいた。
そして近くに部屋の鍵がぽとりと落ちた。
それを奪い取ると、私は走ってドアまで向かった。
南京錠で制された扉。
鍵を差し込み、ガチャガチャと音をたてる。
後ろから彼がゆらゆらと近付いてくる。
月狂「あはは、鬼ごっこかな?いいよ。逃げてごらんよ。」
あははははっと笑い声をあげた。
その声が余計に恐怖心を煽る。
A「早く……………!早く早く早く…………!」
ガチャガチャと音をたてていると、カチャリ、と音をたてて南京錠が開いた。
私は扉を開け、鎖を引き摺りながら必死に走った。
176人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ!ありがとうございます!完結まで頑張ります! (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています!!楽しみで仕方なくてドキドキしてます!!これからも更新頑張ってください!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月8日 18時