百三十五話 離して ページ16
月狂「この首輪は外さないよ?君は俺のものなんだからさ。」
そう言うと、彼は首輪に繋がれた鎖をグイッと力強く引っ張った。
唐突な出来事に、私は抵抗すら出来なかった。
そして私の身体を抱き締めた。
月狂「ああ……。やっぱり落ち着くなあ…………。」
抵抗するよりも先に、身体が恐怖でガタガタと震え始めた。
月狂「…そんなに震えてどうしたの?寒い?」
月狂「俺が暖めてあげるよ。」
抱き締める力が強くなった。
A「………………離して…。」
月狂「ん?」
A「離して…。」
それから怖くて目を伏せた。
それからは嫌な沈黙が続いた。
月狂「なーんで顔伏せるのかなあ?」
すうっと首筋に伝う指。
その指が爪を立てるという事は、もう学習した。
月狂「ねえ。」
月狂「こっち向けよ。」
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lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ!ありがとうございます!完結まで頑張ります! (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています!!楽しみで仕方なくてドキドキしてます!!これからも更新頑張ってください!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月8日 18時