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3 Butterfly ページ3
俺が毎日お手入れしてる絹の様にさらさらの髪の毛を、指で梳かしてみる。
髪を弄る指は首筋、頬へと上昇していく。
神はなんと麗しい奇跡を俺に下さったのだろうか。
桜色の唇を指でなぞっていると、ぴくりと彼女の眉が動いた。
狂夜「…あ、おはよう。A。」
笑みを浮かべて、額におはようの口付けを添えれば、愛しい彼女が目を擦りながら欠伸をした。
A「……おはよう、お兄ちゃん。」
寝起きの声は眠たげで、それでいて何処か甘さを含んでいた。
狂夜「朝食の準備はもう出来てるから、顔を洗っておいで?」
A「うん!」
しかし直ぐに華が咲いたような笑顔を浮かべ、弾んだ声を上げるとベッドから跳ね上がって部屋を出た。
……そんな可愛い彼女を見て、クスリと笑みが零れる。
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年10月20日 13時