検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:26,753 hit

2 Butterfly ページ2

彼女の自室のドアをゆっくりと開ける。

ダイヤモンドにも勝るとも劣らない程に美しい瞳は、瞼によって隠されていた。

カーテンの隙間から覗く朝日が、Aの白雪姫みたいに白い肌を明るく照らしている。

こうしてすやすやと吐息をたてながら寝るAは、隙だらけだ。
見ていると理性が切れてしまいそうになるのは、自分も思春期の男だからなのだろう。

桜色のぷっくりとした唇にそっと己の唇を添えてみる。

ちゅっというリップ音が、静かな部屋の中こだまする。

それでも起きない相手は、規則正しい吐息をたてるだけだ。

幸い今日が土曜日の朝と云う事で、このままゆっくりとAを眺めている事にする。

狂夜「ふふっ、どんな夢を見てるのかな?A。」

彼女の見ている夢を見てみたいなんて思うけれど、それで他の男なんかが現れていたら、夢だろうと何だろうと許さない。

3 Butterfly→←1 Butterfly



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:ヤンデレ , 狂愛 , 兄妹   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年10月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。