三十一話 大嫌いな目 ページ31
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父は大きな手を握り締めていた。
血管がくっきりと浮き出ている。
俺を睨むその大嫌いな目は、殺意だけが込められていた。
……………ああ、そうか。
父親はもう二度と俺と向き合ってはくれない。
分かり合える事はない。
きっともう、
俺は______
父「どうしてお前はいつも「あんたがっっっっ!!!!」」
來夜「あんたが俺と真剣に向き合ってくれないからっっ!!」
あれ……
俺は何をしてるんだ?
生まれて初めての父への反抗。
流石の父も、動揺したのか、目を見開いている。
來夜「俺はあんたに認められるためにっ…。自分なりに頑張ってきたつもりだった…。だけどあんたはどんなに頑張っても向き合ってはくれなかった!」
こんな事言っても無駄なのに。
あの人の心には響かないのに。
分かってくれないのに。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時