十一話 当たり前 ページ11
父はそれを見るとチッと舌打ちをした。
父「へえ。無能なお前でも満点取れたんならその程度のレベルなんだな。」
鼻で笑い、僕のつま先を蹴る。
來夜「ううん。違うよ100点、クラスで僕一人だけだよ。」
それは事実だった。
今回の算数のテストはそれなりに難関度が高い。
いつも当たり前の様に100とる上位者も90点台だ。
だからこそ僕はお父さんに見せたかった。
父「そうか。」
お父さんのその穏やかな声に、僕の顔が綻んだ。
しかしその僕の気持ちなんて知る由もないお父さんは
答案用紙を
父「100点なんてとれて当たり前なんだ。」
ビリビリッと音を立てて、真っ二つに破った。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時