四十七話 夢とうつつ ページ26
「待って…置いていかないで……」
私は、手を伸ばしていた。
すっ、と目を開けると、そこはフランスのベルサイユ宮殿を思わす埃ひとつない部屋だった。
「そんなに泣いちゃって、どうしたの?」
視界に広がる美しい顔。
「月狂……。」
月狂「ふふっ。おはようA。どうしたの?泣いて、ずっと寝言を言ってたよ?」
口角を歪めながら微笑した。
「あ……………………。何か、夢を……………………。」
そうだ、夢だ。
私、夢を見て…………………………………。
あれ
どんな夢だっけ?
どんな夢だったのか、懸命に思い出そうと、記憶を巡らせたが、結局何の夢だか思い出せず、モヤモヤするだけだった。
月狂「夢、ね。そんな夢なんか忘れちゃいなよ。それより、朝ごはんどうする?フレッシュジュースか紅茶、ホットミルク…どれがいい?」
と彼は笑った。
その笑顔は今日も美しかった。
121人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日名無 りん(プロフ) - †天使系殿厨ちゃん(笑)†さん» わああー!お話考えるのクソヘタなので嬉しいです泣泣泣 ありがとうございます!!! (2019年10月12日 10時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
†天使系殿厨ちゃん(笑)† - あのー、まだ続くんですか…?嫌だーー。怖いよーー。…でも読んじゃう!!笑 だって内容が!内容が!(※大事な事なので2回言いました)面白過ぎるんですもん!! (2019年10月12日 0時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» そしたら月狂はシスコンヤンデレになっていたかもしれない…笑 (2019年8月20日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ていうか、私は月狂の妹になって手伝いたい← (2019年8月20日 15時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - これで何度めしょっぱなから読み直したか(1から) (2019年7月24日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月12日 18時