どうやらこの本丸の加州清光は、加州清光界のナンバー2らしい

三 こんのすけside ページ5

砂埃が舞い、その奥から大きな影が見えた。


なんとしてでも審神者様をお守りしなければ…!一歩前に立ち、威嚇の体制をとる。


こんのすけ『審神者様!わたくしの背中の後ろで隠れていて下さい!!』


審神者「こんのすけおめぇ二頭身だろうが!!どこに隠れろって言うんだよぉ!」


そう言えばそうでしたぁ!!


???「やっと…やっと会えた〜!っ俺、加州清光。性能はいい感じってね。よろしく主〜」


向こうの何かがこちら突進してきた。あまりの速さに避ける暇もなくわたくしは…


審神者「うぐぇっ!?」


こんのすけ『ぐへぇっ!?』


思いっ切り蹴飛ばされました。


それはもう、ぽーんと。


こんな愛らしいフォルムを蹴飛ばせるのは鬼くらいですよ鬼!!!


審神者「あだだだだだだ!!!」


って審神者様!?無事です…か?
あれ?加州様がなぜこんな場所に…?


うわ加州様めっちゃ抱きついてる…というか締め上げてる…


ん?主?


加州「ご、ごめん。でも主は主だよ。俺、加州清光の主」


は?審神者様に刀剣男士なんて居るはずが…


加州「だーかーら。俺がその最初の刀になったの。契約もとっくに終わってる。あぁ、ちゃんと主の霊力で顕現したからそこんとこは心配しなくて大丈夫」


何を言っているんです…?


こんのすけ『顕現した…自力で?それに口上での契約も略して終わらせ……なにより政府の結界を破壊できるなど、普通の刀剣男士でも到底不可能なはず…』


そんな事出来るのは特に神の力に優れた者……神?


散りばめられたパーツがぱちりぱちりとはまっていく。


刀剣男士で神に近しいのは、初め、2番目、3番目に顕現された各々の本霊様たち。そして


その彼らや近しい物が保管されている場所は…勿論保管庫だ、しかしそこは厳重な護りが施されていて…でも先程なった放送の内容…


こんのすけ『通達にもある保管庫破壊の警報……ッ!?加州清光様!貴方様はムグゥッ!?』


加州『ちょちょちょ!ストーップ!!』


加州様に思いっ切り口を文字通り封じられました。因みに流れるような動作でやられましたけど普通こんな事出来ませんよ…


神様のお考えになる事は分からん。もう、どうとでもなれ。

四→←二 こんのすけside

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