にじゅーに ページ22
「溺洸、思い出してくれたのね！」
タッとAを見た瞬間走り出すヒーロー
Aはぎゅうっと抱きしめられた
『あ....ち、がっ』
「ん？」
キラキラした希望の目
Aは少したじろいだ
『あのっ、わ...たし.........Aなの。う、うそついたの』
それを聞いて少し真剣な顔をするヒーローを見て、Aは俯いた
だが、意を決して少しづつ話し出す
『A、っていったらおこられると...おもったの』
「.....そっ、か」
ヒーローはAをぱっと離した
今度はヒーローの方が俯いてしまった
だが、直ぐに顔を上げてニコりと笑った
「Aちゃん！ごめんね、お姉さんと仲良くしてくれる？」
すっと差し出される手
少し細い、白めの綺麗な手だった
『う、ん』
Aは戸惑いつつも、その手をぎゅっと握った
その日はそれだけで終わった
あの後、ヒーローは直ぐに帰ってしまった
だが、次の日
ヒーローはAの病室を訪れた
「Aちゃん！」
ヒーローは自分をマンダレイと名乗った
まーちゃんで良いと言ったので、Aはまーちゃんと呼んだ
マンダレイはAと沢山遊んだ
折り紙を折ったり、絵を描いたり
そんな毎日が続いて1週間
マンダレイはAに話を切り出した
それは雄英高校へAが行くという内容だった
「Aちゃんの個性ね、暴走しないように訓練しないと危ないの。だからいっぱい練習してコントロールできるようにしよ！」
『でも、だびくんが......』
マンダレイは、Aからよく出て来る“荼毘”と云う人物について昨日調べてきたところだった
Aから“だんなさんだよ！”と聞いた時は驚いたが、きっとおままごとでもしていたのだろう
あまり気には留めなかった
だが、調べてみるとどうだろう
あのヴィラン連合に属しており、何度も殺人を犯している
マンダレイはAから荼毘を忘れさせなければならなかった
「大丈夫！きっと荼毘くんもAちゃんが個性をコントロール出来るの知ったら喜ぶと思うなー」
『ほ、ほんと？』
“うん、本当だよ！”と笑顔で言うマンダレイ
それを聞いて笑顔になっているAを見て、チクリと胸が刺されたように感じた
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ゆずな - さすがに号泣…Ruさん！覚えましたよ！大援しまくりますからね！ (2月16日 21時) (
レス) @page48 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
狐宮(プロフ) - えーー！！！終わり方神ですか！？感動しました。あと文の書き方とか喋り方で年齢が分かるの凄いですね。あと夢主の成長が、、😭👍✨読み終わった後保護者になった気分になります。本当にいい作品でした。ありがとうございました🙇🙇 (9月19日 20時) (レス) id: 4df6e0fb41 (このIDを非表示/違反報告)
來好 きい(プロフ) - 泣けました〜！(*꒦ິ³꒦ີ)雄英に行ったりヴィラン連合に戻ったりしていたけど私的にはやっぱりヴィラン連合が似合うかな？と思いました！ (8月21日 11時) (レス) @page47 id: ce7ac7a2b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちーづふぉんでゅ/一方通行最推し全肯定オタク(プロフ) - メリバ厨にはたまらん作品でした。布教してきます・:*三ᕕ( ᐛ )ᕗ (8月19日 21時) (レス) @page47 id: 5ebe7ae459 (このIDを非表示/違反報告)
Ru(プロフ) - わんだほーい！さん» わーっ、ありがとうございます！もっといっぱい作りますのでその時も是非よろしくお願いします！ (8月18日 9時) (レス) id: d04e36da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ru | 作成日時：2023年6月25日 21時
