にーい ページ2
それから一ヶ月ちょっと
少女はみるみる回復し、今では走り回れるようになっていた
少女はAと言った
『だびくんっ！！きょーのあさごはんはなんですか！！』
「今日はパン」
『きょーもぱん！！』
鈴を転がすように笑うA
荼毘はパンを手に取り、Aに向けて投げた
『きゃーっち！』
Aは嬉しそうにパンの袋を開けた
中身はクリームパン
カプリとかぶりつけばとろっとしたクリームが垂れてくる
程よく甘くて、口いっぱいに幸せが広がるようだった
『んーっ！おいひぃ！』
「A、ほっぺに付いてんぞ」
Aの頬に付いたクリームを拭き取る荼毘
Aはふわっと笑った
『ありがとう！』
「ん、」
そしてお昼はぷらぷら街を歩き、食料調達をした
Aは荼毘に手を引かれるか抱かれるかでついて行った
丁度2、3週間前
いきなりAが迷子になってしまった事があった
荼毘は焦りのあまり、そこら辺にいる奴ら全員にAの居場所を聞いた
何も知らない奴は全員燃やした
荼毘はこの一ヶ月で、何故か驚くほどAに執着していた
Aにとってその理由は分からなかったが、迷子になった事が悪い事だったと言うことは分かった
『だっ、だびくん。ごめんね？』
「.....どっか、行っちまったかと思った」
ぎゅっとAを抱きしめる荼毘
Aはその後からずっと、どうしたら荼毘を安心させる事ができるか考えた
そしてアジトでゴロゴロしていた時に映ったのがある雑誌
“結婚式は一生一緒にいる事を誓う大切なもの！”と言った題名だった
まだ5歳のAにとって、結婚の意味はまるで分からなかったが、これをすれば荼毘は安心してくれる気がした
『ねー、だびくん』
「あ？」
アジトで個性練習をしている荼毘の元へ駆け寄るA
荼毘は視線を合わせる為にしゃがんだ
『だびくんっ！けっこんしよ！』
「.......ッは？」
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ゆずな - さすがに号泣…Ruさん！覚えましたよ！大援しまくりますからね！ (2月16日 21時) (
レス) @page48 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
狐宮(プロフ) - えーー！！！終わり方神ですか！？感動しました。あと文の書き方とか喋り方で年齢が分かるの凄いですね。あと夢主の成長が、、😭👍✨読み終わった後保護者になった気分になります。本当にいい作品でした。ありがとうございました🙇🙇 (9月19日 20時) (レス) id: 4df6e0fb41 (このIDを非表示/違反報告)
來好 きい(プロフ) - 泣けました〜！(*꒦ິ³꒦ີ)雄英に行ったりヴィラン連合に戻ったりしていたけど私的にはやっぱりヴィラン連合が似合うかな？と思いました！ (8月21日 11時) (レス) @page47 id: ce7ac7a2b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちーづふぉんでゅ/一方通行最推し全肯定オタク(プロフ) - メリバ厨にはたまらん作品でした。布教してきます・:*三ᕕ( ᐛ )ᕗ (8月19日 21時) (レス) @page47 id: 5ebe7ae459 (このIDを非表示/違反報告)
Ru(プロフ) - わんだほーい！さん» わーっ、ありがとうございます！もっといっぱい作りますのでその時も是非よろしくお願いします！ (8月18日 9時) (レス) id: d04e36da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ru | 作成日時：2023年6月25日 21時
