じゅーろく ページ16
「ミスター、避けろ」
「ラジャー！」
飛んできた3人に向け、荼毘が炎を放つ
トゥワイスも攻撃を仕掛けるが、こちらは轟の氷によって止められてしまった
「熱っつ！！」
Aは、ずっと出久を目で追っていた
なんだか、凄く忘れてはいけない事があった気がする
「合図から5分経ちました。行きますよA」
モヤモヤを胸に抱えたまま居ると、黒霧が目の前にゲートを作って待っていた
Aは出久を惜しそうに眺めながら、ゲートを潜った
＊＊＊
バーでは、弔が椅子に座って待っていた
Aが入ってきたのを見た瞬間、ぱっと両手を広げる
Aは何も考えず、その腕の中へ走って飛び込んだ
今日はすごく疲れた
『とむくん.....きょうはいっしょにねていー？』
「嗚呼、」
Aは”やったぁ“と小さく呟いた後、弔の膝の上で寝てしまった。
弔は自分の手にテーピングをし、個性が発動しないようにしてからAをお姫様抱っこした
そのまま自分の部屋へ連れて行き、布団へもそもそ入る
Aの顔にかかった髪を耳にかけ、抱くようにして眠りについた
＊＊＊
あれから何日か経った
爆豪はヴィラン連合に連れ去られたようで、椅子に縛られている
Aはたまに話し相手になっていた
今日はうまい具合に皆外へ出かけている
「お前はこんな所に居て嫌じゃねーのかよ」
『なんで？たのしーよ？』
爆豪はずっとAに”こっち“に来ないかと誘っていた
やはり、過去を知っているからこそヴィラン連合に居るべきではないと感じているのだろう
「ヒーローが嫌いなんか」
『.....こわい、だってたすけてくれなかったもん』
沈黙が、バーを包んだ
すると、爆豪がいきなりあ”ー！！！と叫んだ
「んじゃ、俺がオメェのヒーローになってやるよ！！俺ならオメェがピンチの時一瞬で飛んでくっからよぉ。だからヴィランなんざ辞めちまえ」
『.....かっちゃんが、わたしのひーろー？』
爆豪はそうだ！と怖い顔で笑った
Aはそれが少しおかしかったようで。でも嬉しかったようで
『ふふっ、じゃーはやくたすけてね』
ふわっと天使のように笑った
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Ru(プロフ) - 猫さん» かっちゃんが柄にもなく振り回される状況を書いてみたかったので最後はかっちゃん推しにしてみました✨次も頑張りますね！ (7月5日 21時) (
レス) @page31 id: d04e36da1a (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 最後にかっちゃん推しになってるの私と一緒でなんだか嬉しかったですw次の作品の更新も頑張って下さい！ (7月5日 19時) (レス) @page32 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
Ru(プロフ) - SEIさん» ありがとうございます！！たまに更新できなかった日があって申し訳なかったです...でも引き込まれるような物語を書けたなら凄く嬉しいです！！ありがとうございました！ (6月25日 23時) (レス) id: d04e36da1a (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 完結おめでとうございます！キャラクターと物語に引き込まれ、毎日楽しく読まさせていただきました！お疲れ様です！ (6月25日 22時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
Ru(プロフ) - いちきちゃんさん» ファンがつくってこんなに嬉しいんですね！最終話更新直ぐに読んでくださってありがとうございます！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (6月25日 22時) (レス) id: d04e36da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ru | 作成日時：2023年6月10日 15時
