４人の王子様 ページ4
No side 《96'sline》
誰に言われたかは、もう覚えてない。
それだけ沢山の人に言われ続けた言葉
"いい？Aちゃんは家族の中では唯一の女の子だから優しくしなきゃダメよ？"
小さい頃からよく聞いてきた言葉は幼い彼らにも少なからず理解出来た。
初めて出来た妹であり、お姫様。
たくさんの愛情を注がれて育ってきました。
幼稚園
お姫様は小さい4人の王子様達に囲まれながら、絵本を読んでいた時であった。
「Aちゃんって、何でいつもジュンくんたちと一緒にいるのぉ？ずるいよ〜！代わって！！」
「そうだよぉ〜！私達もスニョンくんたちと遊びたいもん！！Aちゃん、ちょーだい！！」
幼いながらの嫉妬だったのか。
2人の女の子達はAに詰め寄った。
『えっと……。じゃあね、一緒に遊ぼ？そしたら皆で仲良くできるよ…？』
懸命に考えた結果Aがたどり着いた最善の結果だったはず。
しかし……
「Aちゃんはいらない！！だっていつも、一緒にいるじゃん！私たち、4人と遊びたいんだもん！！」
「うんうん！Aちゃんはあっち行って、遊んでてよ！」
初めてそんな言葉を言われた。
純粋なお姫様には少々心に刺さったのか。
目に涙を浮かべ、蹲ってしまった。
ずっと見ていた、4人がスっと立ち上がった。
ジュ二はAをそっと抱き寄せて頭を撫でた。
JN「大丈夫だよ〜。Aちゃん、泣かないで〜。」
ジフナが背中にピッタリとくっつくようにして抱きついた。
WZ「A…。落ち着いて…僕の声を聞いて？」
スニョンとウォヌはというと
背中にお姫様を匿うようにして女の子2人に向かい合った。
見るから、スニョンは怒りで興奮していた。
HS「Aをいじめんなよ！お前みたいな女と誰が遊ぶかよ！」
言い切った途端に女の子の肩を突き飛ばした。
WN「……」
静かに怒っているのか、彼女たちを睨みつけた。
やがて、泣きじゃくる女の子が助けを求めて差し伸ばしてきた手を叩いた。
騒ぎを聞き付けて、先生達がやってきた。
JN「Aちゃん、あっち行ってよ？ウォヌ達に任せればいいよ。ジフナ〜行くよ。」
WZ「んー。」
ずっと泣き止むまで、2人はお姫様から離れることは無かった。
一方、スニョンとウォヌは先生に女の子達に暴力をふるったことにこっぴどく怒られた。
ただ母親達に、お姫様を守ったことを褒められて泣いてしまったのは小さい彼らの秘密である。
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蒼李(プロフ) - ミサモさん» 01lineでございます。お恥ずかしながら、、こんな歳に何をやっているのでしょうね…。 (2019年12月10日 23時) (
レス) id: 65d55da80c (このIDを非表示/違反報告)
ミサモ - 蒼李さん！蒼李さんは何lineですか？ (2019年12月10日 0時) (レス) id: 592a6abe49 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - たらんちゅらんさん» そう言って頂けると、光栄です。ご期待に添えますよう、頑張って参ります。 (2019年12月9日 22時) (レス) id: 65d55da80c (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - ミサモさん» 応援、ありがとうございます。とても励みになります( ･∨･ )更新、頑張っていきますね。 (2019年12月9日 22時) (レス) id: 65d55da80c (このIDを非表示/違反報告)
たらんちゅらん(プロフ) - 好きが詰まってます、、こういう作品探してました涙 (2019年12月9日 0時) (レス) id: 0d4b051528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ct | 作成日時：2019年12月8日 5時
