君には言えない。2

舞台の彼 ページ6

.




どんな人〜？かっこいい？写真見せてよ！なんて恋バナモード全開なみお。




「かっこいい、し。ちょっと強引だけど優しくて。」




「へぇ〜まつくとどっちがかっこいい？」




「えー、とね。笑

アイドルの松倉くんよりも、かっこいいって思う事多いかな。」




「まじで…。あの松倉オタクなAがね…出会いは何！もー根掘り葉掘り聞くよ！」





「私の好きな公園があるんだけどね。夜たまたま行ったら、いつも座るベンチにその人が座ってて…」






「さっき立った時見えたんだけど、後ろの人の私服めちゃカッコよかったよ。」





「もう聞いてないじゃん、笑
聞こえちゃうからしーだよ。みお声おっきい、」





「いや、なんか恥ずかしくなって！笑
恋バナなんてずっと聞いてなかったから！ごめんごめん。

なんか混んできたから場所変えよ！お会計しよ！」





モーニング美味しかったな。

カフェを出て、時間潰しに入ったカラオケでたくさんお話しして。



いざ舞台…！









.









舞台の上で輝く、お芝居を楽しんでる姿。


とんでもない人に恋をしたな。









拍手で会場が包まれる。









おつかれさま、


舞台もコンサートもいつも最後に涙が出る。









カーテンが閉まる時、

元太くんが気づいたのか小さく手を振って






松倉くんの驚いた顔が見えた。







.

言う覚悟→←恋の自覚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す