君には言えない。2

浮かぶ姿 ページ26

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「なに、ロマンチックモードって笑」



「たまになるじゃんか！」




サンドウィッチを頬張ってる前で、コーヒーを飲んで。


元太はココアを飲んでる







「ココア見たら、さ。Aのこと頭に浮かぶんだよね。



「海斗はいつもふとした時にAのこと、考えてんじゃん。なに今更〜」




「さっき、いたんだよ。」



「なにが？」



「Aちゃん、このカフェに。後ろの席」









「元太知ってたんだね。トラジャの…


俺のこと応援してくれてたこと。ずっと前から」






「…あーあ！バレちゃったか」

「しばらくは2人の秘密にしようと思ってたのに」









「A、海斗のファンだよ。


海斗が出会う前、あの湾岸ライブで海斗のこと見ながら泣いてたのを俺は見てた。」




「、全然知らなかった」




ほんとに、気がつかなかったんだ。






「勘鋭いのにね、意外と。
でもあいつも隠そうとしてたしな」




「いつから気付いてた？」




「鍋、3人で食った時」



「まじか、あ、でもよく考えればそうか。」









「その日は確信持てなかったから、確認したくて。面白そうじゃん、笑
だからお前が朝寝てる間にAんとこ行った。」






「そん時、話してくれた。

あのホクロの位置、まじでツボなんだよね。可愛い顔なのになーんか色っぽいつーか大人の雰囲気。性格もあるかも知れんけど



だからキスしちゃったんだよね。かわいくてさ」




「…や、まあ。わかる」




「海斗よりキスしたの、先だった？」




悪戯っ子の笑顔で痛いところついてくる。



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