君には言えない。2

臆病モノ ページ19

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「俺、告白まだしてない」




「？！はっ、嘘でしょ」




「攻めてたけど。告白はまだしてない、まじで」





話せば話すほど情けなくなってきた。







「キスしたんだろ！告白してねぇのかよ、ずっる
待ってそれは俺もしたわ、ずっる…」




「いやまじでなんも言えない」




「好きって2文字だよ、いけよそこは」




「ホントな。
勘違いするから、キスしないでって言われた時さちょっと怖くて。勘違いじゃないって遠回しに言ったんだよ、思い返したらそんなんばっかなんだけど。」





「待って冷静に考えて、お前口にしてたんだよな？
それまじでムカつく」

「毎日電話もしてさ、連絡先も知らん間に交換してるし」








ずりーずりー！ってうるさい元太




告白できてない自分にへこむ俺






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「ってか、Aまじで優しかったの。あれはねー絶対モテたよー」



「見た目もそりゃ可愛いけど。クラスとかにいてめっちゃ目立つようなタイプの感じではないじゃん？」





確かに。

図書委員とか風紀委員とか、似合いそう。
話したらそんな大人しすぎない感じだけど、第一印象はそんな感じ





「気遣いすごいし、何かあった時の反応とかなんか可愛いし。知れば知るほど好きになるタイプだよね」





「…だね。」





「しかも料理の味もまじ好き！ママの次に好きかも」





「え、手料理食ったの？」





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