君には言えない。2

同じ想い ページ12

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「知ってたって言っても、本当最近知った。なんなら、「待って、なんで、元太くんから聞いたの？」




「…それは、また追い追いね。」






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「俺、友達って思ったことないって言ったけどこれは本当。…これからなろうっていう気持ちもない。」









釘を刺された、

涙が溜まっていくのがわかる。視界がぼやけていく









「違う。嫌いになったとか、隠してたから一緒にいたくないとかじゃない。」









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「好きです。Aちゃんのことが、好きなんだ。」









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頭の中は真っ白だ。









「…俺のことどう思ってる？」









泣かないって堪えてたのにな、
ポロポロ溢れてくる涙が止まらない。





どうせなら1番可愛い状態で、告白したかった。









「泣き虫、笑」









「松倉くん好きです、」









「松倉くんの特別になりたいって、どんどん欲張りになって。ごめん、」








「松倉くん、好きなの。わたしずっとっ、」









見た目と身長に似合わない大きくて広い背中、

打ち上げ終わりの彼からはほんのりアルコールの匂い









「俺、仕事好きだから我慢もさせちゃうし、デートあんまりできない。のくせに、すぐ嫉妬しちゃうよ」









「でも、絶対幸せにする。約束する」









抱きしめられた身体は一度離れて、視線が合わさる









「俺と付き合ってください」









頷く私をもう一度強く、強く抱きしめてくれるの。





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