ねぇ、松倉先輩

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「眠気覚めたっしょ」




「覚めましたね…。ちゃかちゃんは酔い覚めましたか？」




「んー、まだ酔ってるかも。」





顔熱いっしょ？ってわたしの手を掴んで、ちゃかちゃんの頬に触させた

確かに熱い、
水でも持ってこようとベットから立ち上がろうとしたらまた腕を掴まれた






「どこいくの」



「水、持ってこようかなって思いまして…」



「いらない」




そうでしたか、って返事して沈黙の時間が流れた








「さっき、怖かった？」



「…わたしって流されやすいですよね、だからちゃかちゃんにああいうことさせて」



「嫌じゃなかったの？」







私は、自分の意思がどうなのかわからない。
…知りたくない、の間違いかな







「何も言わないってことは、ちょっと期待していいかな」



「利用してる、って思わないんですか」




「俺が利用させるように仕向けてんの、気づかない？」







顔のぐっと距離が近くなった。








「分かんないならさっきの続き、しよっか」








ちゃかちゃん。


そう声を出そうとした時、どっちかの携帯が鳴った


ちゃかちゃんの携帯、画面に表示された

"松倉" って名前がはっきりと見えた。








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